ブログ絶賛サボり中、というか最近ラジオレポもお休みすることが多いのですが
実は私もなってしまいました
「パニック障害」に。
岩橋くんと松島くんも休養することになり最近よく耳にするパニック障害。
私の場合、症状は周りに気付かれにくいものばかり(大量の発汗、動悸など)で過呼吸になったり倒れることはないのですが
「あ、ダメだ」って思ったらそこから苦しさが襲ってきて一人でじっとしてやり過ごすことしかできません。
薬もあるにはあるんですけど、その発作の瞬間に飲んですぐ効く!ってわけではない上に発作自体もすぐおさまって何事もなかったように元に戻るものなので、ただただ耐えるしかない状況です。
コンサートや舞台を観ていても途中で発作が起きて汗ダラダラで胸が苦しくなることがあります。
電車移動はかなりの確率で発作が出ます。
周りには「汗かきでさ〜!」と誤魔化してきましたが、じっとしているのに異常なほどの発汗。
正直、パニック障害という病気は自分もなるかも?とは思っていました。
祖父が若い頃パニック障害のような症状に悩まされていたけれど、その頃にはパニック障害なんてものはなくただ突然倒れてすぐ治るので周りも不思議がっていたそうです。
最近は芸能人など著名な方がパニック障害だったと告白することで病名を聞いたことがある人も多いかと思います。
私は幼い頃からKinKi Kidsファンだったので、パニック障害は堂本剛くんのイメージでした。
カウコンなど人がたくさん集まる場で剛くんしんどそう…と思うこともありました。
パニック障害になる人の特徴としてよくあげられるのが、
デリケート、繊細、個性的、感受性豊か
私もそう思っていました。
けど自分がなった今感じたのは、
違う、周りが鈍感なだけ
特別な子じゃない、変人じゃない
可哀想じゃない
病気は地雷じゃない
精神科はおかしい人が行くところじゃない
ということでした。
けど、そう思ってはいても気軽にカミングアウトしづらいのが現状です。
精神疾患への偏見というのは想像以上に大きいものだと感じます。
そんな中、岩橋くんは神宮寺くんにだけは病気のことを打ち明けていたということを聞いてすごいなと思いました。
岩橋くんからしてみれば相当勇気がいったと思います。
私だったら、って想像しただけで吐きそう。
また、彼には言ってもいいと思えるほど神宮寺くんは偏った考えをもたず、病人としてではなく今までと変わらず個人に向き合ってくれる人なのかなと感じました。
それと剛くんの場合、つらかった時期に光一くんが寄り添ってくれていたと聞きました。
仕事でずっと一緒にやってきたいわゆる"シンメ"である相手に自分の病気のことを話す、自分の弱いところを見せることによって変わってしまったらどうしようという怖さもあったはずです。
病気だからといって、腫れ物のように扱われるのは案外傷つくものです。たとえそれが優しさからきていても。
関係性は今までと変わらず、がいいと私は思います。
私は精神的にしんどくなった時、考えることがあります。
病名をつけようと思えばみんな何かしらあるはず
死にたいって思ったことのない人間っているの?という誰かの言葉
身体が生きるために逃げなさいと言ってくれているだけ
こう考えるといくらか気持ちが楽になります。
剛くんは自身の発作をコントロールできるようになってきてマシにはなったと話していました。
けれど今もまだ病気と闘っているそうです。
この「コントロール」がとても重要なのではないかと思います。
なぜなら、正直パニック障害は完治したと言うのが難しい病気だから。
だからもし二人が復帰した時に完治しました!と言える状況でなくても、それでも前に進もうとしているんだなと思ってあげてほしいです。
今までのように、「貴方は貴方」と変わらず自分を見てくれているとわかるとすごく嬉しくなります。
周りにパニック障害の人がいない、という人は多いと思いますが、実際に自分がなってみると「実は私の知り合いも同じで…」みたいな話もよく聞くようになりました。
常に具合が悪いわけではなく人によって症状も様々で、ほとんどの人が普通に生活しています。
皆さんは「ヘルプマーク」というものを知っていますか?
ヘルプマークは目に見えない病気など、健康に見えるけれど実は援助を必要としている方が身につけるもので
何かあった時に助けてください、というマークです。
このヘルプマーク、パニック障害でつけている方も結構見かけます。
「もし倒れても救急車を呼ばず安静にしていれば治ります」など裏に病状を書くこともできます。
ヘルプマークはまだまだ認知度が低く、中には「頭のおかしい人のマーク」「見せびらかして席を譲ってもらおうとしてる、いやらしい」など心無い言葉を吐く人もいます。
もし貴方の大事な人がパニック障害で苦しんでいて、それでも闘おう、一人で出歩いてみようと勇気を出してヘルプマークをつけたのに
それを上記のような言葉で知らない人たちに蔑まれたら、悔しい思いをしていたら、どう思うでしょうか。
ヘルプマークは無料で貰えるものです。
貰う際は診断書などの書類も不要です。
でも身につけるのにはかなり勇気が必要です。
ヘルプマークをつけることは、自分が病気であることをさらけだしているようなもの。
私も「今日はやばいかも」と不安な時にお守り代わりにヘルプマークを身につけるようになりましたが、最初抵抗はかなりありました。
ストレスが原因だよと言われるパニック障害ですが、私の場合周りに吐き出すのがとても苦手なタイプでこんなところでしか真面目な話はできないんですよね。身近な人には誤魔化してヘラヘラ笑って平気なふりをしてしまったり。
そんな自分にとってヘルプマークは「病気だと知られるもの」で、周りの反応が今までと変わってしまったらどうしようとすごく悩みました。
つらい、しんどいってよくアピールする→メンヘラ→精神疾患
みたいなイメージがあるかもしれませんが
ストレスを感じていても言えずに平気なふりをして爆発してしまうパターンの人も多いんですよね。
周りはどうすればいいの?という点に関しては私個人の考えでは、
今までと変わらずその人のことを見てあげて、さりげなくストレス回避ができるようフォローしてあげられたらすごく助かるんじゃないかと思います。
それと自分も予備軍かもしれないなと思う人は少しでもストレスから逃げられるよう気を付けるといいと思います。
自分に優しく。
もちろん優しすぎはいけませんが、自己肯定感はとても大事です。
完璧じゃなくていいし、理想通りじゃなくていい。
つらいと言えない・吐き出せないなら、趣味を満喫するのも良いことです。
その際、周りの人の「趣味に関することはできるのに!」は禁句です。
もう充分苦しんだ人たちにそれ以上のストレスを押しつけてはいけません。
趣味のことでもポジティブに前を向けているなら、外に出ようという風に考えられるなら、本人にとってすごくいいことなので責めたりせず見守ってあげてください。
またもし責めるような人がいたら出来る範囲でいいので守ってあげてください。
当事者以外が病気を完全に理解することは難しいけれど、支えようという思いが伝わるだけでありがたいです。
それは身近な人以外でも同じです。
少しでも多くの人がそう思ってくれているとわかれば、当事者にとっては生きやすい世の中になります。
また、アイドルなど有名人が病気を公表することで、多くの人が病気について知ろうと思えるのは本当にありがたいことです。
ただ症状も人によって異なるので「◯◯くんはこうだったのに」という考えを持ってしまわないよう、比較することのないよう気をつけることも大事です。
私も病気に負けず頑張ります。闘います。
こういう時、趣味があるのは強みですね。
ジャニーズWESTのコンサートに行きたいから、舞台に行きたいから、人混みは怖いけど出かけたい!と思えるのでヲタクすごい。
皆さんも趣味を大切に、ストレスをためすぎないようご自愛くださいね。
今後もおそらくラジオレポをお休みしたり情報がとんだりすることがあるかもしれませんが、マイペースにやっていきますのでよろしくお願いします。
わんは元気ぞー!・:*+.:+