桐山照史出演舞台「ライオンのあとで」が大千穐楽を迎えてからもうしばらく経ちますがまだ時々あの世界に浸っているけま侍です。
中でも黒柳徹子さんが演じた「黄金の声」と評された大女優サラ・ベルナールが気になっていてもたってもいられなくなって、行ってきました。
「サラ・ベルナールの世界展」!!!!
大阪の堺アルフォンス・ミュシャ館というところで2018年11月23日~2019年3月3日まで開催されてました。
ええ。過去形。
いや終わってんじゃねーかもっと早く言えボケ!!このフナ侍!!
って思った方。
大丈夫!他の会場でまだやります!!
★阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
2019年3月16日~3月25日
★箱根ラリック美術館
2019年3月28日~6月30日
その他、まだサイトでは詳細は発表されてませんが2020年1月頃まで全国美術館巡回予定だそう。
展覧会オリジナルの本には以下の会場も記されていました。
★いわき市立美術館
2019年7月20日~9月1日
★横須賀美術館
2019年9月14日~11月4日
★渋谷区立松濤美術館
2019年12月7日~2020年1月31日
日本でこれほどの規模でサラ・ベルナールを紹介する展覧会は初めてらしいので気になる方はこの機会にぜひ。
この展覧会でしか手に入らないオリジナルグッズもありますよ!
ちなみに私はポストカード、キーホルダー、本を買いました。
この本すごいんですよ…いろんな資料が載っててもう大満足。
活字苦手人間ですがちゃんと写真も多いのでそっち目当てでww
特に私のお気に入りが展覧会でも飾られていたサラの自宅の写真。
めっちゃ「ライオンのあとで」を思い出す…!!セットの完成度の高さがわかります。
あと棺桶に入ってるサラの姿。
展覧会では奇行についても触れられていました。
棺桶といえばピトーとのシーン…あそこすごく好きなんですよね。
あと自分も子供の頃は棺桶で眠るのが夢だったのでサラいいな~って思います。なんかストレスから逃れられそうで(笑)
サラは自由気ままで奇行も多く変人!ってイメージが強いですが、実はストレスもかなりあったんじゃないかって展覧会の中の映像作品では言われてました。
そのストレスをきちんと昇華してたみたいで、サラが手がけた書籍や芸術作品なども紹介されていました。
それがもう女優さんが作ったってレベルじゃないんですよ。天才すぎる。
サラの非凡さ・「それでもなお」という精神を感じて、
デヌーセやピトーはもちろん舞台だけの登場人物ですが、彼らがなぜサラを愛していたのかわかったような気がしました。
ボルドーで足の切断手術をしたという記載や、座ったまま芝居をするサラ、ハムレットの衣裳をまとい堂々と立つサラの姿、椿姫などの写真…
それらを「ライオンのあとで」を思い出しながら鑑賞すると感慨深かったです。
またサラについて不勉強なもので初めて知ることもたくさんありました。
徹子さんはサラについて興味を持ちたくさん情報を集めたとおっしゃっていたので、舞台上の徹子さんがサラにぴったり重なったのも納得です。
サラの写真なんか見てるともう徹子さんとかぶって仕方ないんですよ。
んで、デヌーセ若くない?サラとの年齢差よ…って思ってたんですけど、なんとサラの最後の恋人といわれていた方は37歳年下だったそう…
自分の37歳下とかまだ生まれてない。怖い。強い。
あと豪華な宝飾品、衣裳、ポスターなど実物の迫力はもの凄いです。
品のひの字もないような自分でも「素敵だわね…」ってなるぐらい。
なんか浮かれて帰りにスカーフ買っちゃったぐらい。
そんな素敵な宝飾品を売るシーンが「ライオンのあとで」にはありましたよね。
あの舞台でのサラはお金に困っているイメージだと思います。
それに関して「ええ…」ってなることも書かれてました。
お金に困ってた一番の理由がなんと
「息子モーリスの賭博の借金の返済」
うそやろ?!!モーリスろくでもねーなおい!!!!
あとモーリスの写真もばっちりありましたわ。もう顔覚えたからなろくでもない息子。電話でも適当だった息子よ。
とまあいろいろとサラについての印象も変わり、展覧会行って本当によかったなと思いました。
展覧会にはちゃんと写真OKなところもあります。
全部じっくり見ると1時間ぐらいかかったので私ももう一度行こうと思ってます。
サラの「それでもなお」という心に触れ、頭の中で「ライオンのあとで」を「膝の上」というセリフから始めて。